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某ハウスメーカーさんの工場で漏水調査

しばらく前から漏れているのは分かっていたけど地元の水道屋さんでは対応不可能との事で弊社をご紹介下さり対応させて頂きました。



敷地が広大なため、てっきり受水槽方式かと思いきや何と全域直結給水方式との事。


ま~漏水が有った場合には直結給水方式だと減免の申請が可能なため受水槽方式よりメリットが大きいですよね。










しかし管轄の水道局にも図面が残っていないらしく広大な敷地内の配管の埋設経路が不明だったため、グッドマン樹脂管探索器D305とフジテコムPL-1000を使用し埋設管経路調査から始めたのですが埋設管種がPPだったため機器の反応が弱く不調に終わりました。








そんななか朗報だったのは弁栓音聴工法により一ヶ所だけ漏水音の反応が有ったため、その箇所を軸に調査箇所を絞る事が出来ました。










埋設管の管種と管径も不明だったためトレーサーガス工法に使うトレーサーガス生成器ではガスの発生量に不足を感じたため7立米+予備の3立米のボンベを持ち込んで挑みました。











事前に弁栓音聴工法によって大体の位置は分かっていましたが、やはりその付近でトレーサーガスでの反応が出ました。


しかしこのままではこの箇所を掘削しても漏水箇所がズレている場合が多いため、路面音聴工法にてさ

らに漏水箇所を絞り込んでいきます。







ベテラン調査技師二人で漏水箇所を整合した結果、0.5m以内までの範囲に漏水箇所を捉えたようです。


後日掘削調査の見積もりが承認後に伺う事になりました。










後日判明箇所を掘削してみると指定した箇所から0.5m以内の箇所での漏水でした。











漏水箇所はPP1層管で折り曲げ止水をした箇所にMCユニオンや補修バンドで保護を未施工だったためと判明しました。


PPは折り曲げ止水が容易なため便利なのは分かりますがその後が重要です。


その時は問題が無くても数年後にこのようになるため業者としては一番大事な信用を失います。


職人さん人手間や主任技術者の適切な指示が有れば防ぐことが出来た人災なのかもしれません。



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